SUPER GTとは

高度に開発されたGTマシンによって争われる日本で最も人気の高いレースシリーズです。
複数のタイヤメーカーによるハイレベルなタイヤ競争が行われており、その中でミシュランユーザーがトップカテゴリーのGT500クラスで4度もシリーズチャンピオンに輝いています。

SUPER GTとは

SUPER GTは、ハコ型のレーシングカーであるGTマシンによって争われる、日本で独自に発展してきたレースシリーズです。GT500クラスとGT300クラスがあり、各レースではこの2つのクラスの車両が入り混じって走行しながらそれぞれのクラスにおける順位を争います。

SUPER GTレース

2018年のSUPER GTシリーズで開催される各レースの距離は250km〜500マイル(約800km)です。その途中ではドライバー交替を行わなければならないルールになっており、ふたりのドライバー(※長距離レースでは3人の場合もあります)が1台のマシンに交互に乗り込んでレースを戦います。

トップカテゴリーのGT500クラスには、このシリーズでは「レクサス」ブランドで活動するトヨタをはじめ、ホンダ、日産という日本の3大自動車メーカーが参加しています。これら3メーカーは、技術的にとても高度なGT500専用マシンをそれぞれ独自に開発。そんなマシンの供給を受けたレーシングチームがレースに出場しています。

SUPER GT レーシングチーム

激しいタイヤ競争があることもSUPER GTの特徴です。GT500クラスだけで4社のものタイヤメーカーが参戦しており、それぞれ非常に高いレベルの開発を行いながら競い合っています。現在、高度なタイヤ競争が行われているトップレベルのレースシリーズは、世界的に見てもこのSUPER GTをおいて他にありません。その中でミシュランはパートナーチームとともに、2011年、2012年、2014年、2015年の4シーズンにおいてトップカテゴリーであるGT500クラスのシリーズタイトルを獲得。2017年は、ミシュランタイヤを使用したMOTUL AUTECH GT-Rの松田次生/ロニー・クインタレッリのコンビがドライバー部門で2位、同車を走らせたNISMOがチーム部門でやはり2位に。そしてシリーズ全戦において、日産 GT-R NISMO GT500勢の最上位をミシュランタイヤ装着車が得るという素晴らしい結果が残されました。

NISMO 松田次生

SUPER GTは、シリーズの大半のレースが日本国内のサーキットで開催されます。それでもSUPER GTは、ミシュランにとっては世界のタイヤ市場で覇を競い合う競合他社と正面から戦うことができる世界で唯一のモータースポーツシリーズでもあることから、FIA世界選手権と同格の重要性を持つシリーズとして全力で取り組んでいます。

2018年 SUPER GT 開催スケジュール

Round 1
予選:4/7   決勝:4/8
岡山国際サーキット(岡山県)
DISTANCE: 300km
Round 2
予選:5/3   決勝:5/4
富士スピードウェイ(静岡県)
DISTANCE: 500km
Round 3
予選:5/19   決勝:5/20
鈴鹿サーキット(三重県)
DISTANCE: 300km
Round 4
予選:6/30   決勝:7/1
チャーン国際サーキット(タイ)
DISTANCE: 300km
Round 5
予選:8/4   決勝:8/5
富士スピードウェイ(静岡県)
DISTANCE: 500マイル
Round 6
予選:9/15   決勝:9/16
スポーツランドSUGO(宮城県)
DISTANCE: 300km
Round 7
予選:10/20   決勝:10/21
オートポリス(大分県)
DISTANCE: 300km
Round 8
予選:11/10   決勝:11/11
ツインリンクもてぎ(栃木県)
DISTANCE: 250km

2018年 SUPER GTの見どころ

2018年のSUPER GTシリーズにおいてミシュランはGT500クラスに参戦する2台の日産 GT-R NISMO GT500にタイヤ供給を行います。その内訳は、日産のワークスチームであるNISMOから出場するNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)と、GT500クラスには新規参戦となるNDDP RACING with B-MAXから出場のNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山 哲/千代勝正)です。

松田次生とロニー・クインタレッリのコンビで5年目のシーズンとなったNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは、2014年と2015年にミシュランタイヤを使用してGT500クラスのシリーズチャンピオンに輝いており、2017年はドライバー部門/チーム部門ともにランキング2位に。2018年は自ずとタイトル奪還を目標としています。

No.23 MOTUL AUTECH GT-R

No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rを走らせるNDDP RACING with B-MAXは、往年の名ドライバーである長谷見昌弘氏が監督を務め、2017年まではGT300クラスを戦ってきたチームです。GT500クラスへの参戦はこの2018年からですが、ドライバーにはミシュランタイヤを履く日産 GT-R NISMO GT500を過去2シーズンにわたってドライブしてきた本山 哲と千代勝正のコンビを起用しており、やはりタイトル獲得を目指してシーズンに臨みます。

No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R

一方、タイヤメーカーであるミシュランとしての最大の目標は、シリーズタイトルの獲得はもちろん、タイヤ競争において勝利することにあります。具体的に は、2018年もミシュランユーザーの2台のマシンがともに日産 GT-R NISMO GT500であることから、同じマシンで競合他社を使用するNo.12 TEAM IMPULを上回ってタイヤ性能の優秀性を証明することがミシュランが最も重要視するミッションとなります。

なお、ミシュランが2018年のGT500クラスに投入するタイヤのサイズは、フロントタイヤが30/68-18、リアタイヤが31/71-18となります。
(※ミシュランレーシングタイヤのサイズ表記は「タイヤ幅(cm)/タイヤ外径(cm)−リム径(インチ)」)
(※ドライ用のスリックタイヤとウェット用のレインタイヤの双方のサイズに違いはありません)

GT500用ミシュランタイヤ

SUPER GTのトップカテゴリーであるGT500クラスは、2017年を前に車両規則の大きな変更があり、このクラスに参加している自動車メーカー3社は新しい内容の車両規則に則ってそれぞれ新たに開発したマシンであるレクサス LC500、ホンダ NSX-GT、日産 GT-R NISMO GT500を2017年シーズンに投入しました。そして、2018年のGT500クラスの車両規則に大きな変更はなく、同クラス参戦チームはいずれも前年のものを改良し進化させた車両を使用して各レースを戦います。

GT500クラス

SUPER GTは、レースで好成績を収めた車両に対して、次のレースではドライバー部門の獲得ポイント数に応じたウェイトハンディを課すというこのシリーズ独自のハンディキャップシステムを採用しています。

2018年のGT500クラスでは、ウェイトハンディが50kg以下の場合は該当する重量のウェイト(重り)を実装することが義務付けられます。そして、ハンディが50kg以上となった場合は、50kgのウェイトを搭載するのに加え、50kgを超える分は燃料流量リストリクターという装置によってエンジンが使うことができる燃料の量を絞ってパワーに抑制をかけるというハンディが課されます。

燃料流量の規制レベルは、ウェイトハンディ51〜67kg、同68〜84kg、同85〜100kgと3つの段階が設定されており、獲得ポイントを重ねてウェイトハンディの段階が上がるごとに燃料流量の規制が強化される仕組みになっています(※ウェイトハンディは100kgが上限とされ、それ以上のハンディを課されることはありません)。
なお、燃料流量リストリクターを使うのはGT500クラスのみであり、GT300クラスは100kgを上限とした実際のウェイトの搭載によるハンディキャップシステムとなっています。

2018年のGT500クラスには15台のマシンがシリーズ全戦に参戦する予定です。マシン別の出場台数は、レクサス LC500が6台、ホンダ NSX-GTが5台、日産 GT-R NISMO GT500が4台です。また、2018年のGT500クラスには4つのタイヤメーカーが参戦しますが、各社がタイヤ供給を行うユーザーの台数は、ブリヂストンが9台、横浜ゴムが3台、ダンロップが1台、そしてミシュランが2台となります。

2018年 SUPER GT GT500クラス
出場チーム&ドライバーラインアップ

No.1 KeePer TOM'S LC500
平川 亮/ニック・キャシディ
LEXUS TEAM KeePer TOM'S
ブリヂストン
No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
本山 哲/千代 勝正
NDDP RACING with B-MAX
MICHELIN
No.6 WAKO'S 4CR LC500
大嶋 和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト
LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S
ブリヂストン
No.8 ARTA NSX-GT
野尻 智紀/伊沢 拓也
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
ブリヂストン
No.12 カルソニック IMPUL GT-R
佐々木 大樹/ヤン・マーデンボロー
TEAM IMPUL
ブリヂストン
No.16 MOTUL MUGEN NSX-GT
武藤 英紀/中嶋 大祐
TEAM MUGEN
ヨコハマ
No.17 KEIHIN NSX-GT
塚越 広大/小暮 卓史
KEIHIN REAL RACING
ブリヂストン
No.19 WedsSport ADVAN LC500
国本 雄資/山下 健太
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
ヨコハマ
No.23 MOTUL AUTECH GT-R
松田 次生/ロニー・クインタレッリ
NISMO
MICHELIN
No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星 明誠
KONDO RACING
ヨコハマ
No.36 au TOM'S LC500
中嶋 一貴/関口 雄飛
LEXUS TEAM au TOM'S
ブリヂストン
No.38 ZENT CERUMO LC500
立川 祐路/石浦 宏明
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
ブリヂストン
No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500
ヘイキ・コバライネン/小林 可夢偉
LEXUS TEAM SARD
ブリヂストン
No.64 Epson Modulo NSX-GT
ベルトラン・バゲット/松浦 孝亮
Epson Nakajima Racing
ダンロップ
No.100 RAYBRIG NSX-GT
山本 尚貴/ジェンソン・バトン
TEAM KUNIMITSU
ブリヂストン